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「えっらそうに・・・」

「えっらそうに・・・」
 最近はアスペルガー傾向の方のご家族の相談が増えています。人は皆アスペルガー的な不具合をどこか持っています。なくて七癖・・・と昔の人もいっています。しかしいわゆる天然な人や、不思議ちゃんと言われる人や芸術家やノーベル賞をとるような方の一部に、または今のテレビでSMAPの中居君が演じているサバン症候群などの人は癖だけでは説明つかないほどの天才的才能と、まったく欠落している所を併せ持ち、社会適応にたいへん苦労するグループに属しますから、ご家族の苦労はたいへんなものです。
 アスペルガーの方は一言では括れないほど100人いたら100通りなのですが、共通点もたくさんあります。それは、アスペルガーの方に家族など日頃から関わる事の多い周囲の方が苦言を呈した時に起こる感情なのですが、「反省してほしい」、「改善してほしい」と思うからこそ、その方の親御さん、兄弟姉妹、学校の先生、会社の上司、同僚などが激しく苦言を呈するのですが、そのいわんとしている事を納得して心して受け止めることが出来ない人が少なくないのです。それは言語性能力の中でも特に、言葉尻や言葉の向こう側や背後にある比喩や隠語などを読み取る能力がないことが原因のようなのです。
 実際本人はどう感じているのか?を伺ってみますと、「えっらそうに・・・なんだかよくしゃべる人だなー。いやだなー。はやくおわらないかなー・・・」とだけ思っていることが多いということ。人は自分に都合のよい事はよく覚えていますが、失敗した事や悲しい事、恥ずかしくて都合の悪い事などは忘れる能力があります。しかし、こうしたタイプの方は記憶力が抜群で、自分にとって忘れてしまいたい記憶も、全て何年経っても鮮明に覚えている事がよくあります。そうすると偉そうにしていて何か苦言を呈された相手にはすっかり懲りてしまい、ただただ、恐い人・・・。苦手な人・・・。という印象が先立ち、悪感情が走ってしまうようです。そこを理解しましょう!

うらのぶこカウンセリングルーム 浦伸子

うら1

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